LOVE×罰ゲーム next
「最初はほんと、気分だった」
いきなり啓が話し始めた。
「宙斗のことからかうだけの予定だった」
「うん」
「なのにさ、目的が変わってきた」
「もくてき……?」
啓があたしをゆっくり見る。
「光と宙斗がこのまま、上手くいかなければ、って思うようになったんだよ」
え?
それって…どうゆう…。
「割り切ってたよ、俺だって」
また啓が視線を移した。
「光は宙斗の彼女だ、って」
あたしは自分の手をぎゅっと握る。