LOVE×罰ゲーム next
「だけどもう、無理だった。抑えんなんてできねぇ」
「け……い」
「光
――……好きだ」
風が音を立て、吹き抜け。
あたしは涙が溢れた。
まっすぐあたしを見る啓の瞳は、あたしだけを映している。
「け……い……っ」
「つかさ、一年頃からあいつ、光のこと好きだったから、よく話し、聞いてたし……俺もその時から好きだったんだよ。言わなかっただけで。」
自分の気持ちが揺らぐのがわかる。
だけどね、啓、ごめん…。
あたしは……。