文句言いの恋
3ヶ月後ー
研修も終わり、今日から沖縄支社勤務。
私が沖縄支社への配属を内定者時代から希望していたことと、
配属は本人の希望を優先してくれる社風からこの希望が通った。
「おはようございます。
木月葉菜です。本日から営業部営業一課でお世話になります。よろしくお願いします。」
と挨拶して営業部の部屋に入った。
「木月さん、おはよう。
私が営業部の部長の斉藤です。
君の直属の上司はあそこにいる一課長の小泉くんですので、あとは小泉くんから聞いてください。よろしくお願いします。」
「はい、よろしくお願いします。」
と挨拶し、指示された小泉課長のデスクに向かった。
「小泉課長、おはようございます。
本日からお世話になります、木月葉菜です。よろしくお願いします。」
と挨拶すると、
「木月さんね、一課長の小泉です。よろしくお願いします。木月さんのデスクはあそこの空いているとこね。木月さんの担当の先輩は左隣のデスクの進藤くんだから、わからないことは基本的に彼に聞いてね。」
「わかりました。よろしくお願いします。」
と答え、自分のデスクに向かった。
すると隣の男性が笑顔で迎えてくれた。
「木月さんだね。はじめまして。
君の指導係の進藤優一です。よろしくね。荷物を置いたね。そしたらとりあえず社内を簡単に案内しようか。まだ始業時間前だし。」
時計は8:45を指していた。
9時始業なので本当に簡単に案内してくれるのだろう。
「よろしくお願いします。」
と答えて2人で営業部を出た。