もう一度、君と…。
初恋ラブレター
愛しのお姫様の恋羽へ。
…もう、僕が死んでから、何年経ったかな?
恋羽、元気だった?
僕は持病持ちだから、元気とは言えないかな?笑
もし元気でいてくれるなら、僕も幸せだよ。
恋羽の幸せは、僕の幸せでもあるんだから…。
この手紙を読んでいるなら、僕は死んでいる証拠だ。
僕は死ぬのが怖いとは思っていない。
きっと…幸せすぎて、怖くなかったんだね。
恋羽、僕は君に自分の気持ちを明かそうと思う。
自分だけでは決して、解決しようとしても出来なかったよ。
君がいなきゃ、始まらなかったし、終われないんだ。
だから、僕の気持ちを聴いて欲しい。
僕は恋羽が好きだ。
きっと今でも…ずっと。
でも、僕は死んでいる。
弱虫な僕でごめん。
ホントは死ぬ前に明かすつもりだった。
でも、返事が「はい」でも「いいえ」でも、2人が悲しむ道であるしかなかった。
もし、君が付き合えていたなら、恋羽は泣き虫だから泣くだろ?
笑ってなきゃ、意味ないんだ。
お願いだからさ…、笑ってよ。
僕が君に恋したのは、小学生3年生の頃だった。
正直、女の子って面倒だな、って思った。
…てか、思ってたんだ。
だってさ?
変にベタベタするし…、泣くしさ?
だから、男ばっかと連んでた。
その時、外で体育の授業してたんだよ。