もう一度、君と…。

突然のkissはスリル増し?


慶介サイド。




季節も移り変わり…今じゃセミの鳴く。

熱い熱い夏がやって来た。


学校での俺は五月病を乗り越え、少しはやる気も出てきた。笑

恋羽とは同じクラスの隣の席。

隣の彼女は、やる気のなさそうな目。

詰まんなそうに、窓から…入道雲のある空を見上げている。

…最近じゃ、更に人気のでて来た恋羽。

でも恋羽はなかなか付き合うっていうことをしない。

モテることを自覚はしないし、俺への自然な笑顔を羽翼以外に見せることはあまりしない。

だから、更に優越感♬

クラスの男子は、空を見つめる恋羽を見て、ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。

…きっと、海での水着姿の恋羽などを想像しているに違いない。呆

俺も詰まらなくなってきて、恋羽の方に机を寄せた。

恋羽はフイッと振り返る。

「なぁーに。慶ちゃん♬」

ニヘラと微笑む女神様。

そのいやらしい笑みでも…絵になる。

悔しいくらい…可愛くて、色っぽい。

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