もう一度、君と…。
今日は、俺のバレーの試合を応援しに来てくれていた。
…まぁ、慶介も一緒だけどね?笑
慶介はもう
「恋羽の保護者かっ!」
てくらいくっついている。
何をしていても恋羽を優先。
学校も同じだし…何だかんだ言って今の恋羽に一番近い存在だと俺は思う。
「…な、那智?」
「えっ?」
君じゃなくなってる?
俺は驚きで恋羽を見つめる。
「…あ!ち、違うの!那智君が呼んでくれたから…その…」
顔を真っ赤にして…言葉を繋げている。
嗚呼、やっぱり可愛いな。
俺はよく可愛いって言われるけど、恋羽を越えられる奴はいない。
…あ、自覚してるよ?
でも…そこまで自分を可愛いとは思えないけどなぁ?俺。
「可愛いね、恋羽♬」
俺はタオルで拭いてから、恋羽の頬になすりつける。
スッと抱き寄せる。
嗚呼…プニプニしてて、ちょー気持ちいい!
女の子って…可愛いよね。
俺は、全世界の女の子の味方だからねっ!笑
「ちょっ!?な、那智っ!?」
驚きで俺の中でモゾモゾと動き…落ち着きがない恋羽。
でも…恋羽は女の子のなかでも更に特別。
…俺の好きな子だから。
遊びなんて考えたことない。
恋羽に恋したのは小学校の頃だから。
だから、女の子と付き合ったことないし、遊びに行くことも…羽翼が一緒じゃなきゃ行かなかった。
「うーん。恋羽のほっぺたプニプニして気持ちいい」
ぎゅっと恋羽の体を抱きしめる。
俺のチームメイトは、驚きを隠せない様子。
だって俺が女の子とこんなに熱々してることないもんっ!笑
皆…口あんぐりだし!笑