もう一度、君と…。
スタートピストル
9月中旬、体育祭がやって来た。
「恋羽、日焼け止めぬんないの?」
バッチリと日焼け止めをぬり終わったのか、笑顔で私を覗き込む百合。
「あ、うん。……、忘れたかも」
鞄をガサゴソしても見つからない日焼け止め。
「じゃぁ、貸すよ。はいっ」
私の目の前にズイッと差し出してくれる。
「ありがとう」
私は少し笑って、日焼け止めを受け取った。
「恋羽、日焼け止めぬんないの?」
バッチリと日焼け止めをぬり終わったのか、笑顔で私を覗き込む百合。
「あ、うん。……、忘れたかも」
鞄をガサゴソしても見つからない日焼け止め。
「じゃぁ、貸すよ。はいっ」
私の目の前にズイッと差し出してくれる。
「ありがとう」
私は少し笑って、日焼け止めを受け取った。