もう一度、君と…。
でも、特待生は12月には、面接を受けるもの。

それに、家族にまだ言い出せずにいた。

一応どこでも行けるように、勉強はしているこど、志望校がなかなか決まらなかった。


「…恋羽?」

教室のドアに手をつけて、不思議そうにしている多和がいた。

「……多和?どうしているの?」

私は多和を見つめる。

「いや、先生に見て来いって、言われて…」

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