もう一度、君と…。

鞄の中には、バッシュに練習着が入っているから、重かった。

…見るだけだと思うけど、高校生とやってみたい。

私のバスケはどこまで通用するのか試したかった。

先生は緊張した面持ちで、ドアをノックして開けた。

「すみませー」

「わぁ!信(しん)ちゃんっ」

白衣を着た若い女の先生が走って来た。

私は朱井君の後ろに隠れしてまった。
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