【短編】過激な罰Game
「で?」

「で、って……」

「用があって俺を呼んだんでしょ?」

「そ、そうだけど……」


そんな、

急には……ねぇ?


「早くしてよ」

「早くしてって」

「それとも、俺からしようか??」

「は??」

「俺を呼んだの、昨日のことででしょ??」

やっぱ、気づいてるよね。

当たり前か……

「そ、そうだけど……」

「自分からやるより、いいんじゃない??」

そう言って、原口くんはあたしに一歩近づいてきた。

それに合わせて、あたしは一歩後ろに後ずさる。

「怖いの?自分が俺って決めたんでしょ??」

そうだけど……
< 9 / 22 >

この作品をシェア

pagetop