捨て猫にパン
*戻れない明日*
「ただいま…」
小さく言って、1人の部屋のカーテンを閉めて、電気をつける。
晩ご飯に、って買ってきたコンビニのサラダとツナマヨのおにぎりに手をつける気にはなれず、なんとなく覗く冷蔵庫。
捨てられないりんごあめが2つ。
そのまま閉めて、インスタントのコーヒーをいれた。
テレビもつけずにテーブルの上にタバコのお守りを置いてみる。
“好きだよ”
って耳元で囁かれた言葉、繰り返すたびに強く心に染みて。
そう、こんな感じ。
コーヒーにミルクを入れたマーブル模様のようにあたしの中に広がる。
そのコーヒーを口に含むと、鼻の奥がツンとした。
小さく言って、1人の部屋のカーテンを閉めて、電気をつける。
晩ご飯に、って買ってきたコンビニのサラダとツナマヨのおにぎりに手をつける気にはなれず、なんとなく覗く冷蔵庫。
捨てられないりんごあめが2つ。
そのまま閉めて、インスタントのコーヒーをいれた。
テレビもつけずにテーブルの上にタバコのお守りを置いてみる。
“好きだよ”
って耳元で囁かれた言葉、繰り返すたびに強く心に染みて。
そう、こんな感じ。
コーヒーにミルクを入れたマーブル模様のようにあたしの中に広がる。
そのコーヒーを口に含むと、鼻の奥がツンとした。