アイシテタ
はじまりのきっかけ
委員長会議
理恵side
「もぉっ!理恵ちゃんのせいで転けたぢゃんっ!」
『えー?だって瑠花が勝手に滑ったんぢゃん?笑』
「違うっ!理恵ちゃんが逃げるからぁ!!!」
あ、どーも‼︎‼︎
私の名前は花籠 理恵(ハナカゴ リエ)!
最近友達にオヤジくさいと言われて、萎えております…(苦笑い)
あ、今一緒に追いかけっこしてた子?
んー。馬。(ニヤニヤ
う〜そっ♪
この子は私の親友の
高倉 瑠花(タカクラ ルカ)‼︎
小学校から仲良いんだあ〜!
今は毎日恒例の追いかけっこの最中に
瑠花が転けたんだよねぇ〜(ニヤニヤ
瑠花はね、ドジで天然でバカ♪
でも、美人で友達想いの良い馬…
間違えた、良い子なんだよ‼︎
今は転けて膝を摩ってる変人にしか見えないけどね?
「痛いぃ…っ赤くなったぢゃんかぁ〜」
『だーかーらー!うちのせいぢゃないでしょ?!』
ガァァンッッ‼︎‼︎‼︎‼︎
「えっ?!何の音?!」
『どーせ、あいつらでしょ』
「おい!優斗!やめんか!」
「は?だってコイツが睨んできたんぞ?」
はぁ〜…。
出た出た。
私の学校の唯一の問題児?とでも言いましょうか?笑
彼の名前は安東 優斗(アンドウ ユウト)
私はあいつが苦手だ。
実は私、学級委員長をしてるんだけど
1週間に一回は、アイツらのせいで委員長会議をしてるんだよねぇ〜…
『なぁ〜優斗〜。もぉ、よくね?行こーえ。』
あ、コイツ?
こちらの彼は河東 輝(カトウ ヒカル)
まぁ…優斗の取り巻きの1人?
とでも言いましょうか?♪
『お前、あんま調子乗ってたら、小突きまわすぞ?』
はい。こちらの彼は
羽野宮 和晃(ウノミヤ カズアキ)
こちらも優斗の取り巻きの1人。
最近優斗たちとつるむようになった
新人さんだな〜っ
『なぁ優斗!今日お前ん家行っていい?!ゲームしよーぜ♪』
このKYな彼は
松尾 椋(マツオ リョウ)
この連中の中では珍しい
男女関係なく話すいい奴だよ!
優斗とは幼馴染で、幼稚園、小学校、保育園とずっと一緒みたいっ!
まぁ、これがこの暴れん坊ヤンキーの連中だなぁ〜。
『理恵ちゃ〜ん…教室帰ろぉ…?何か怖いし…』
「あ、うん!帰ろっか♪」
とりあえず瑠花も私もコイツらが苦手だ。
だからいつも、揉め出したら逃げてる。
でも私は、コイツらに注意する係なんだよね…。
こういう時、自分が委員長したことを後悔するよ…っ
でも今回は逃げちゃおっ★
そんなこんなで放課後…
今日は3組で委員長会議〜
嫌だなぁ…
あ!ちなみに私は2組だよ?
相方の男委員長はカズナことカンくん♪
この人私の言うこと聞いてくれるし
面白いんだよね♪笑
『今日も優斗達のことの話し合いなん?』
「え〜?わからんけど…そーやろぉね…」
『あの4人を注意するとか無理やろ!』
「それを頼まれてる うちの気持ちを考えておくれよ…」
『ドンマイ!★』
「はぁ…」
ガラッ
『おーいっ!会議始めるぞォ!』
げっ!担当の先生来ちゃった!
『理恵いいかぁ?笑』
「バッチリで〜す…」
『よしっ!始めるぞ!今日も優斗達のことだ。』
ほ〜ら…やっぱりね?言ったでしょ?
どーせ、どうやって対策するか。
もうすぐある、修学旅行をどうしたら無事に終了できるか。
って 話だよ…
『もぉすぐで修学旅行。アイツらがそれまでに少しでも、大人しくなるようにするのが、お前らの仕事の一つだ。』
あ、今の会議には
2年1組、2組、3組の各委員長6人と先生が出席してるよ!
『え〜…。優斗達を大人しくさせるとか…夢のまた夢ですよ?笑』
『本当それだよな。あんな物に当たられちゃ、こっちもお手上げだわぁ…』
1組の委員長2人は諦め気味…
そりゃそおだ…
あんな人たちと、出来ることなら関わりたくないものだ。
でも、委員長である限り、アイツらとは関わるんだよなぁ〜…
『それでだ。アイツら1人1人に注意係を付けてたやろ?それを変えるぞ!』
えっ?!うそっ!?
やったぁ〜♪
やっと安東から離れられる…っ
『それぞれアイツらの注意係を決めて、今日中にあたしに提出!いいな?』
『『『『『「は〜い…」』』』』』
てなわけで、テキトーに決めました。
優斗は3組だから3組の委員長2人。
椋と和晃は2組だから、私とカンくん。
輝は1組だから、1組の委員長。
新しい注意係…完成っ!!!
3組委員長『俺らちゃんと注意できるかな…』
「大丈夫っ!ちゃんと訴えたら聞いてくれるよ!」
『『頑張ってな!!』』
はい、こーして、私たち委員長は
恐怖に挑むのが指名なのです…っ
さ〜てっ!★
会議も終わったし♪
帰ろ〜っと♪
とりあえずその日は
家に帰ってお風呂に入って
次の日のために早めに寝ることにした