Little my Heart
両想いだったことにホッとしたら足が緩んでいたみたい。
体育座りで足を開いちゃっていた。

ってコイツまた固まってるよ。

「あ…ごめん。」

「お前って本当馬鹿。もう我慢出来ないし。」

そういうと、そっと抱きしめてくれた。

私の右足の先が、あいつの際どい位置になっていて…。

つまり…男になっているのがわかるわけで。

嬉しい半面恥ずかしくて。私もそっと抱きしめ返した。

ふとした瞬間に目が合い、これがキスする雰囲気なんだと知った。

徐々に徐々に。

互いの体に触れていく。
私たちはこの夜、初めての体験をした。
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