LAST SMILE
なんだよ、って。
*
その日は、
ホワイトクリスマスでした。
あの人の金の髪が銀色に輝いていて
あの人の手の温もりは、
次第に冷たくなっていって
あの人は、悲しそうに笑っていた。
だけど、そんな彼にあたしは
すごく、すごく
残酷な言葉をつきつけてしまった。
“死なないで”
“いなくならないで”
そんなこと、
あたしが言う資格なんてなかったのに・・・。
ねぇ。祐兎。
ごめんなさい・・・・。