LAST SMILE
なんだよ、って。












その日は、
ホワイトクリスマスでした。












あの人の金の髪が銀色に輝いていて
















あの人の手の温もりは、
次第に冷たくなっていって




















あの人は、悲しそうに笑っていた。






















だけど、そんな彼にあたしは
























すごく、すごく






























残酷な言葉をつきつけてしまった。





























“死なないで”









“いなくならないで”



























そんなこと、
あたしが言う資格なんてなかったのに・・・。


















ねぇ。祐兎。



















ごめんなさい・・・・。




















< 137 / 173 >

この作品をシェア

pagetop