LAST SMILE
「明日から、朝と昼休み、屋上集合な」
え?集合って・・・。
「あたしと亜貴で?」
「なんだよ。モッチーじゃないと嫌か?」
「え!?そんなことない!!ぜんっぜんない!!」
あたしは急いで首を横に振った。
祐兎の視線が痛い。
あたしはその視線から早く逃れたくて、
亜貴に向かって頭を下げた。
「よろしくお願いします。亜貴様」
「はは。おもしれぇな」
亜貴が小さく笑う。
なんだ、亜貴様って。
自分でも頭を上げるのが恥ずかしい・・・。
あたしが体勢を戻すと、祐兎とばっちり目があった。
「お前、ほんとにやってくれんの?」
「え?だって、もう決まっちゃったし」
あ。
まただ。
あたしがそう言うと、祐兎はまたふっと笑った。
「んじゃ、新成Blue sky、やっと始動だな」
「「「おう!!!」」」
「お、おぅ・・・?」
こうして、あたしたちBlue skyは動き始めた。