華桜×白鬼
奏Side

俺は手紙を読み終え
皆の顔を見渡して立ち上がった。

そして
「里華を探すぞ。」
と一声掛けた。

皆は
返事はしなかった。その代わり
俺と同様立ち上がり涙を流してた奴は
それを拭いて
勢い良く下におりて行った。

里華。こんな形で俺らの気持ちが
スッキリするとでも思ってんのか?

な訳ないだろ。
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