男だけど女な私 ~甘いkissを永遠に~
「梨叶も籃斗も好きなもの頼んでいいわよ。」
お母さんがそういう。
でもね、ここ、絶対お値段高いから
頼もうと思っても簡単には頼めない……
けど何も頼まないわけにはいかない。
「じゃあコーヒーで。」
うん。コーヒーでいいよね。
「じゃあ俺も。」
って籃斗は同じものを頼んだ。
「あなたたちそれだけでいいの?」
お母さんが聞いてくる。
「うん。」
「いいよ。」
私たちは答えた。