男だけど女な私 ~甘いkissを永遠に~



私たちは歩き出す。

瀬名くんは私に合わせて歩いてくれる。


「ねぇ、瀬名くん」


「何?」


「私、瀬名くんを信じていいよね?」


「まさか、お前、さっきのことまだ…」


「だって”例え”って言ったって心配にはなるもん…」


私は少しうつ向いてそういった。


「顔、あげろ」


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