男だけど女な私 ~甘いkissを永遠に~
「ちょっと来い…」
瀬名くんは私の手を引く。
私は席を立ち上がり、手を引かれるままついていく。
少しして空き教室に連れて行かれる。
「なんで、こんなところに?」
「やっぱり放課後はいくな
朝は一目に着くところだったから
梨叶が他のやつに後から言われると思ったから抑えたけど
……ここならいいよな?」
え、瀬名くん、何をする気……?
そんな考えが脳裏をよぎった瞬間に
瀬名くんの顔が近づいてきた。
「…行くなよ」
耳元でそう囁いた瀬名くんの声は寂しそうだった。