春恋~春来い~
電車のボックス席に座る。私と松江くん、和葉と如月くんで向き合う形になった。和葉と如月くんは楽しく話している。松江くんに如月くんの事を聞いてみる事にした。
「ねぇ、如月くんってどういう感じの人?」
「アイツ?ま、いずれ分かるでしょーね」
何だその答えは…
「ま、なんつーか、まだ俺の知らない裏の顔があるって感じがするんだよなぁ」
裏の顔…?何か如月くんが怖いんですけど…
「まあ、そこら辺気にしないで。」
「おい、春、何こそこそ喋ってんだよ?」
「別にたいした…」「気にすんな」
私と松江くんの声が被った。私達二人の目が合う。
「ああ~!そっか、わりぃわりぃ、二人とも“ハル”だったな。どう区別しよーか…」
そこで納得した。松江くんは春樹だからハルって呼ばれてたんだ。松江くんも理解したらしい。
「ねぇ、如月くんってどういう感じの人?」
「アイツ?ま、いずれ分かるでしょーね」
何だその答えは…
「ま、なんつーか、まだ俺の知らない裏の顔があるって感じがするんだよなぁ」
裏の顔…?何か如月くんが怖いんですけど…
「まあ、そこら辺気にしないで。」
「おい、春、何こそこそ喋ってんだよ?」
「別にたいした…」「気にすんな」
私と松江くんの声が被った。私達二人の目が合う。
「ああ~!そっか、わりぃわりぃ、二人とも“ハル”だったな。どう区別しよーか…」
そこで納得した。松江くんは春樹だからハルって呼ばれてたんだ。松江くんも理解したらしい。