春恋~春来い~
「そうだ!雑誌でも見て行こうよ!」
「うん、良いね!」
と、笑顔を作ったものの、きっと上手に笑えてないんだろうな…
雑誌売り場に行って適当に手にとって開いた。
「あ、これ…」
そこには私のお父さんの取った写真があった。私のお父さんはカメラマンで有名なモデルを撮ったりしているらしい。
「どうしたの?」
ハルくんが私の開いているページを覗きこんだ。そんな彼の横顔が美しすぎて見とれてしまった。が、私はすぐに我にかえる。
「これ、私のお父さんの撮った写真なんだ」
「へぇ~、ハルちゃんのお父さんカメラマンなんだ~。凄いじゃん!」
「いやいや、凄くないよ。ハルくんのお父さんは?」
「俺の父さんは…松江功助、俳優だよ」
「は、は、はいゆぅぅぅ!?」
しかも、あの有名な松江功助!その息子って…
私は回りに見られているのに気付き、慌てて口を押さえた。
「アハハ、ハルちゃん、びっくりしすぎ!!」
「だ、だって、あの松江功助だよ!びっくりするに決まってんじゃん!」
まぁ確かに言われてみれば似てる…。
「この事は内緒だよ!まだ蒼太とハルちゃんしか知らないからね」
「うん!あ、そうだ!私、お父さんに松江功助撮って雑誌に載せてって頼んでみる!あ、でも、雑誌編集者じゃ無いんだよね…」
「いいじゃん、それ!じゃ俺も父さんに頼んでみる!」
「ホント!?やったぁ!絶対その雑誌買うよ♪」
「うん、良いね!」
と、笑顔を作ったものの、きっと上手に笑えてないんだろうな…
雑誌売り場に行って適当に手にとって開いた。
「あ、これ…」
そこには私のお父さんの取った写真があった。私のお父さんはカメラマンで有名なモデルを撮ったりしているらしい。
「どうしたの?」
ハルくんが私の開いているページを覗きこんだ。そんな彼の横顔が美しすぎて見とれてしまった。が、私はすぐに我にかえる。
「これ、私のお父さんの撮った写真なんだ」
「へぇ~、ハルちゃんのお父さんカメラマンなんだ~。凄いじゃん!」
「いやいや、凄くないよ。ハルくんのお父さんは?」
「俺の父さんは…松江功助、俳優だよ」
「は、は、はいゆぅぅぅ!?」
しかも、あの有名な松江功助!その息子って…
私は回りに見られているのに気付き、慌てて口を押さえた。
「アハハ、ハルちゃん、びっくりしすぎ!!」
「だ、だって、あの松江功助だよ!びっくりするに決まってんじゃん!」
まぁ確かに言われてみれば似てる…。
「この事は内緒だよ!まだ蒼太とハルちゃんしか知らないからね」
「うん!あ、そうだ!私、お父さんに松江功助撮って雑誌に載せてって頼んでみる!あ、でも、雑誌編集者じゃ無いんだよね…」
「いいじゃん、それ!じゃ俺も父さんに頼んでみる!」
「ホント!?やったぁ!絶対その雑誌買うよ♪」