春恋~春来い~
私は走って自分の部屋へ行き、ベッドへ飛び込んだ。嬉しすぎて。
あ、そうだ、電話しよ!








プルルルル…

「あ、もしもし」








「春南だよ!ねぇ、お父さんに聞いた?」










「あ、ハルちゃんか!うん、聞いた聞いた!!」











「なんか凄い事になってない?」









「うん、俺もびっくりした…」










「で、お父さん、編集者に相談してみてくれるって」









「まじか!俺の父さんは頼みが来たらなって…
でも凄い嬉しそうだった。『久しぶりに会いたいなぁ、今度食事でも誘うか』だって!」









食事かぁ…、もしかして私とハルくんも一緒かな~♪
って、私、何考えてんの!











「ハルくん、私たち…」










え?気付いたら携帯が手の中に無くて…
振り向いたらクソ兄貴がいて…

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