春恋~春来い~
うーんと、えーっと、…









「やめ!」








「…ル、起きろ~」










「…んん…?蒼太…?…!!」









「お、やっと起きた♪」









そう言うと、蒼太は回答用紙を回収していってしまった。










ヤバい!!寝ちゃったんだ…
まだ数問しか解いてないのに…!










用紙を渡して帰ってきた蒼太が言った。



「寝顔、可愛かったよ♪」











「んな…!!」











私が寝てるの知ってたんだ…
起こしてくれれば良かったのにぃー!









「何で、起こしてくれなかったのー?」








「そんなん、決まってるだろ?わざわざ勝負してる相手を起こすか?んなバカなヤツいねーだろ。俺はお前に言うことを聞いてもらうんだっ」










蒼太の意地悪ー!





休み時間は10分しか無くて、そうこうしてるうちに次のテストが回ってきた。
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