重奏 ‐アンサンブル‐
幕が上がり、
まずは前奏曲(プレリュード)


狂想曲(カプリシオ)や
狂詩曲(ラプソディー)を

幾重にも奏で
終わらぬ輪舞曲(ロンド)



演者(レイス)の心を置き去りにして

指揮者(マスター)は
指揮棒(アンジャク)を振る


観客(シンセングミ)は何を感じるのか


両者が抱く思惑(マーダー)の
終演(ラストエンドミュージック)は


栄光の讃歌(グロリア)か
不協和音(カコフォニー)か



後奏曲(ポストリュード)まであと少し
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