重奏 ‐アンサンブル‐
「なっ……」
「山南の読みが当たったな。」
「いえ、林を通ればここに辿り着く確率が一番多いので。」
林を抜けた先にいたのは後ろから追い掛けていたはずの近藤と山南だった。
林を抜けた先のここは町外れの少し開けた場所。
普通は林を通るが、入りくんだ町の中を回っても辿り着ける。
町を網羅している新撰組ならではだ。
「追い付いたな。」
「!」
前は、近藤と山南。
後ろには、林を抜けてきた土方・沖田・平助。
懐から出した短刀を構えるが、菖は囲まれてしまう。
「もう逃げられませんよ。貴女がどういう経緯で私達に手を出したのか、これからたっぷり話してもらいましょうか。」
「菖ちゃん、俺達は君を傷付けたくない。その短刀を渡してくれ。」
間合いをつめながらも近藤は説得する。
「山南の読みが当たったな。」
「いえ、林を通ればここに辿り着く確率が一番多いので。」
林を抜けた先にいたのは後ろから追い掛けていたはずの近藤と山南だった。
林を抜けた先のここは町外れの少し開けた場所。
普通は林を通るが、入りくんだ町の中を回っても辿り着ける。
町を網羅している新撰組ならではだ。
「追い付いたな。」
「!」
前は、近藤と山南。
後ろには、林を抜けてきた土方・沖田・平助。
懐から出した短刀を構えるが、菖は囲まれてしまう。
「もう逃げられませんよ。貴女がどういう経緯で私達に手を出したのか、これからたっぷり話してもらいましょうか。」
「菖ちゃん、俺達は君を傷付けたくない。その短刀を渡してくれ。」
間合いをつめながらも近藤は説得する。