Sun time

「ご、ごめんなさいねっ!話してたら感情移入しちゃって…‼︎
いらない話までしちゃったわねっ‼︎」

ズズッと鼻をすすりながら先生は言った。そしてアハハと、誤魔化すような苦笑いを浮かべた。


そんな先生の姿を見るのが少し辛かった。


何故だか罪悪感が私から溢れてくる。

私には関係ない事件のはずなのに…何故か気になって仕方が無い。


「ありがとうございました。教室に戻りますね。」

一言残して私はそっと保健室をでて教室に向かった。




さっきの事件が気になって仕方が無い、


陽葵さんに日向さん。
陽葵さんのお姉さん。
陽葵さんと日向さんと同い年の女の子。
そして陽葵さんに恋心を寄せてた男の人…。



ズキン…ズキン…




「あ…うぁ…う……」


涙が零れる。何でだろう。


分からないけど涙が止まらない。


ごめんなさい。


どこに謝っているのか分からないが謝り続けた。








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