Sun time


昼ごはんを食べ終えて彼女の兄に会うことになった。


美琴と彼をどうしても会わせなきゃいけないと思った。

なぜだかは分からない。

今日の私はおかしい。


頭がボーっとして何かが見えるような感覚。なんというか夢心地というか…体が沈むような感覚。



いきなり呼び出しの放送がかかる。



サボりたい…。


美琴と彼女を2人にしたくない。



怖い。




だけどそれと同じくらい私は美琴にはしっかり者のお姉さんに見られたいのだ。




だから仕方なく呼びたしにこたえることにした。



そしてそんな私を嘲笑うかのように彼女はにっこり笑った。


汚らわしい。本当にうざったい。



美琴に何かしたらあの時みたいに…。


あの時…?何かが私の中に流れてきた気がした。


それと同時にフワリと体が浮いたような気がした。

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