Sun time
*
陽葵の家に来てから数日たったある日。
陽葵は私に言った。
「お姉ちゃん!散歩に行かない?」
私は外が苦手だ。
アルビノのせいもあるけど…
1番は人の目が怖い。
「きょ、今日は家にいたい…なぁ。」
「いつも、それを言うんだから‼︎
お姉ちゃんにね、私の友達を紹介したいのっ‼︎」
「で、でも…」
「何があっても私が守るからっ!
ほら‼︎この帽子かしてあげる‼︎」
真っ白な帽子を被せられ手をひかれ無理矢理外に連れ出された。
「春の風って本当に気持ちいい‼︎」
陽葵は両手を広げてくるくると回る。
そんな陽葵をよそに私は回りの目が気になって仕方ない。
怖い…怖い…怖い…。
「なぁ、あいつ見てみろよ。」
「うわぁ…真っ白だな。」
「妖怪じゃないか?」
ズキン…胸が痛む…。
見ないで。見にくい私を見ないで‼︎
陽葵が私の前に出る。
「あなた達の目は節穴?
この白い髪と白い手。 白百合のようじゃない‼︎」
陽葵は胸に手を当て得意げに話す。
「たしかに綺麗だよなぁ…」
「でも人間なのか?」
「人間よ‼︎ アルビノって言って生まれつきなの‼︎
きっと天使様なんだよ…‼︎選ばれた人間しかなれないんだよ‼︎」
「すげえええ‼︎なんかかっこいいな‼︎」
単純。陽葵がそう言っただけで彼らは目を輝かせた。
「すごい綺麗な髪だなぁ…目はまるでガラス玉をはめ込んだみたいだ。」
私のことをまじまじと見る。
「今度俺の母ちゃんにも見せたいから家に遊びに来いよ‼︎」
「お姉ちゃん、今度家においでだって‼︎
男の人からのお誘いよぉ〜?」
「お、おい‼︎陽葵‼︎」
つい私も笑ってしまった。
陽葵はすごい。
軽蔑していた目を暖かい目にしてくれた。
陽葵が言うだけでその場所の雰囲気が変わる。
私は何度こうして陽葵に助けられたか分からない。
私は神様なんて信じてないから君に誓うよ、陽葵。
もし君を苦しめる奴がいたら私は許さない。
君は私の太陽だから。
なんて臭いセリフ言ってみたりね‼︎
でも本当だよ…。
陽葵の家に来てから数日たったある日。
陽葵は私に言った。
「お姉ちゃん!散歩に行かない?」
私は外が苦手だ。
アルビノのせいもあるけど…
1番は人の目が怖い。
「きょ、今日は家にいたい…なぁ。」
「いつも、それを言うんだから‼︎
お姉ちゃんにね、私の友達を紹介したいのっ‼︎」
「で、でも…」
「何があっても私が守るからっ!
ほら‼︎この帽子かしてあげる‼︎」
真っ白な帽子を被せられ手をひかれ無理矢理外に連れ出された。
「春の風って本当に気持ちいい‼︎」
陽葵は両手を広げてくるくると回る。
そんな陽葵をよそに私は回りの目が気になって仕方ない。
怖い…怖い…怖い…。
「なぁ、あいつ見てみろよ。」
「うわぁ…真っ白だな。」
「妖怪じゃないか?」
ズキン…胸が痛む…。
見ないで。見にくい私を見ないで‼︎
陽葵が私の前に出る。
「あなた達の目は節穴?
この白い髪と白い手。 白百合のようじゃない‼︎」
陽葵は胸に手を当て得意げに話す。
「たしかに綺麗だよなぁ…」
「でも人間なのか?」
「人間よ‼︎ アルビノって言って生まれつきなの‼︎
きっと天使様なんだよ…‼︎選ばれた人間しかなれないんだよ‼︎」
「すげえええ‼︎なんかかっこいいな‼︎」
単純。陽葵がそう言っただけで彼らは目を輝かせた。
「すごい綺麗な髪だなぁ…目はまるでガラス玉をはめ込んだみたいだ。」
私のことをまじまじと見る。
「今度俺の母ちゃんにも見せたいから家に遊びに来いよ‼︎」
「お姉ちゃん、今度家においでだって‼︎
男の人からのお誘いよぉ〜?」
「お、おい‼︎陽葵‼︎」
つい私も笑ってしまった。
陽葵はすごい。
軽蔑していた目を暖かい目にしてくれた。
陽葵が言うだけでその場所の雰囲気が変わる。
私は何度こうして陽葵に助けられたか分からない。
私は神様なんて信じてないから君に誓うよ、陽葵。
もし君を苦しめる奴がいたら私は許さない。
君は私の太陽だから。
なんて臭いセリフ言ってみたりね‼︎
でも本当だよ…。