Sun time
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許さない…
絶対に…
「…く…ら…い」
何か聞こえる…。
「桜井‼︎」
「は、はい‼︎」
まるで夢から覚めたかのような感覚。
「ボーっとすんな‼︎」
目の前には体育館が広がっている。
気がつけば体育館にいた。
いつのまに…。
そうだ、保体委員会の集まりに来てたんだった。
私ボーっとしてたのか…。
なんというか…夢心地だ。
何か懐かしい夢を見てきた気がする。
陽葵…
てか陽葵って何??
誰かの名前…?
私疲れてるのかな…。
目を軽くこすってホッペをつねった。
気持ちの入れ替えしなきゃっ‼︎
保体委員の仕事は案外楽なものだった。
パイプ椅子を並べるだけ。
1列綺麗に並ぶように並べる。
陽葵は日向に会えたのだろうか…
陽葵…?日向…?
違う‼︎
美琴と成瀬真子の兄は会えたのだろうか。
今一瞬名前を間違えた…?
名前を間違えることなんてあるのだろうか。
しかも私の知り合いに陽葵なんていない。