Love*Rainbow



「ごめんなさい…」



とあたしはもう謝ることしかできない。



もっとちゃんと西野くんのこと信じればよかった。



「許して欲しかったら、結衣から俺に抱き着いてキスして」



今までに自分から一度もしたことないのをダブルで西野くんは要求してきた。



抱き着くってあたしから西野くんのこと抱き締めるんでしょ?



そしてそんな近くなってるところからキスも?!



そんなの……あたしにできっこない。



「む、無理です。西野くん、他のにしてください!」



ちょっと強気発言してみたけど……。



「あっそ、だったらずっと許さないから」



と返されて、また西野くんはパクパクケーキを食べていた。



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