Love*Rainbow
だけど、あたしの言葉を聞いて佑輔は行きたくなさそうな顔をする。
「友達と行けば?俺は今日は寝る」
佑輔はそう言って布団を頭まで被ってしまった。
なんでなんで!絶対感動する映画なのに!
「……佑輔と行きたいから来たの。
一緒に行ってくれたら、何でも一つ言うこと聞くから行こうよ?ねっ?」
と今度は少し声の大きさを控えて佑輔のことを誘ってみた。
「……言ったな?絶対だからな」
「え、うん!じゃあ一緒に言ってくれるの?」
佑輔は布団の中でそう呟くと、ガバッと布団から出てきて顔を洗いに洗面所に向かった。
そんなあたしは思わずガッツポーズ。
やったー!これで涼太くんにスクリーンの中だけど会える!!