Love*Rainbow



そして、佑輔の運転で映画館に連れてもらって



時間が経って今はもうシアターの指定席に座って映画が始まるのを待っている。



あたしはもう早く始まって欲しくてウキウキ。



涼太くんは一つ年上のモデル上がりの俳優なんだけど、



とにかくイケメンでドラマに出演してから一気に人気が急上昇した人。



「楽しみだねー!佑輔と映画見るのそう言えば久しぶりだよね」



「だな、次は俺の観たいアクション映画に付き合えよ?」



フッと笑いながら言う佑輔は、絶対あたしがアクション映画あんまり好きじゃないの知ってて言ってる。



「えー、やだよ!アクション映画って心臓持たないんだもん!音にびっくりするし!」



「はい、決定。来月から公開するから連れてくからな」



アクション映画は嫌だけど、佑輔とデートできる日が決まったことはうれしい。



佑輔と話をしているうちに上映時間が来て、シアター内が一気に真っ暗になった。



< 27 / 64 >

この作品をシェア

pagetop