Love*Rainbow
「まずは、ぶっちぎりの一位を取った三年Aチームのアンカー山下くん!
あのお題を聞く前に言っておきたいんですけど……
私たち、借り物競走なので「人」は書いてないはずで
お題は「好きな女の子」とかじゃないはずなんですけど……」
言いづらそうに話す担当の人。
そのままマイクを向けてくる。
分かってる。俺だってそこまでバカじゃないし。
「ちゃんと借り物は借りてきましたよ。
ただ時間がなかったので人ごと借りてきちゃっただけです」