責任とれよ?
「俺の女に何してんの?」


女の服に手をかけようとした腕を強く握りしめる。


「邪魔すん……依田、秀!」

「はぁ?誰に向かってタメ口聞いてんの?」

「「すいませんでした」」


チョロすぎw


「あ、あの…」

「あ?…っ!」


振り向くんじゃなかった…。



トロンとした瞳が俺を上目遣いでみてくる。

サラつやな黒髪が風で靡いている。

陶器のような、白くて滑らかな肌。

スラリと伸びた細い手と足。


妖精と見紛うばかりに、彼女は美しかった。
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