オオカミと恐竜
「ぐごごごご。すぴー」

お腹の底に響いてきそうな、すごいいびきです。

「あきらかにままじゃねえだろ?!」

「そうかなあ」

「おまえ将来こんな姿になるつもりなのか?!」

「あ。脚ふんじゃった。」

「グルルルル……ガーッ!」

ライオンが目を覚ましました。

「ちびすけぇーっ!」

オオカミは、咄嗟に恐竜の赤ちゃんへと走っていました。
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