私が生きた31日。

そんなことを考えているうちに
真尋の家にたどり着いた。
 
チャイムを鳴らそうとしたとき
 
「あれ、鍵...開いてる。」
 
どうしたのかな。
いつも戸締りちゃんとしてるのに...。
 
少し不思議に思ったけど
いつも家に居れてくれてるし
勝手に入っちゃお。
 
 
ガチャッ
 
 
玄関に入ると、真尋の靴と
もう一足、見覚えのある靴が。
 
 
不安な気持ちになりながら
少しだけ、そっとドアを開けた。
 
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