今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。

「そんな風だからさ、その他の選択肢なんてなくて、当然のようにバドミントンを始めて。陽菜にも才能があったんだろうね。教えれば教えるほど上達していくんだもん。親が熱心になるのも仕方ないかもね。それに見合うだけの実力と実績をあげて来たから、親はますます期待するだろうしね」

「親のプレッシャー？」

「さあ？　どうだろう。陽菜に聞いたわけじゃないし、可能性の問題だから。精神的なことが原因としたらの話で、それに今までだって優勝するたびに注目されてきたし、栄冠を手にするってことはいいことばかりじゃないだろうし、悲喜こもごも、光と影。本人にも周りにも何かしらの影響は及ぼすだろうからね」

「おまえ、ホントに中１？」


　達観しすぎだろ。
　冷静に分析しすぎ。