今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「確か、白河悠斗君だったと思うんだけど、どこで知り合ったの?」


「白河くんなら、わたしを送ってきてくれたんだけど」

 陽菜のあっけらかんとした声が僕達の間に入り込んだ。
 それが、事実だけどね。


「そうだったのね。もしかして陽菜、白河君とおつき合いしているの?」

 ものすごく慎重なおばさんの声。
 これを聞きたかったんだ。

 
「してないよ。白河くんは友達。向こうだってそう思ってるよ。帰りはいつも送ってもらうから、今日はそのお礼にお茶して、ご飯も一緒に食べたんだよ」


 あいつは友達だって思ってないのに、かわいそ、友達認定されてる。


「2人で?」

「違うよ。歩夢も一緒だったし、ねっ? 歩夢」

「うん」


 ホントのことだからね。
 陽菜には全然やましいことなんてないから。

 サラッと、話をするけど。

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