今も。これからも。ずっと、きみだけが好き。
「警戒心なさすぎ。小さい頃から一緒にいるからって、無防備に寝顔をさらしたらダメじゃん。誘っているようにしか見えないよ」



 勝手な理屈をつけて。

 陽菜のせいにして。




 陽菜の指に自分の指を絡めて。

 顔を近づけて。





 その柔らかい唇に触れた。

 
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