BAR FINE
2人でバタバタと走って
角を曲がり、
いつものお店に飛び込んだ。

「いらっしゃいませー。」

「あ、ゆのちゃん!
今日って個室空いてる!?」

「あ、美紅ちゃん。小さい方でいいなら空いてるよー。」

「お願い!準備できてなくていいから今すぐ個室に通して!
で、誰か来ても私たちが来たことは言わないで!」

「う、うん。わかった。じゃあすぐどうぞ!」

「ありがと!
行きますよ!」

「う、うん。」
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