あめのち、はれ


スリーポイントラインか
ら放たれた焦茶の球は、

綺麗な放物線を描き、

リングに吸い込まれた。


─ピーッ


無機質なブザー音が、体育館に響いた。




一瞬

時が止まった気がした。
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