あめのち、はれ


「すご…」

思わず口からこぼれた。

バスケをしている彼等にとっては、見慣れた光景かもしれない。
それでも、あたしは心臓の音が聞こえそうなくらいドキドキしていた。



「20分休憩!」

ゲームの反省をして、散らばったメンバーたち。
ほとんどが水分補給のために荷物の場所へ。あとは、トイレに行ったり…


「どーする?」
「えっ…あ、うーん」
「帰るー?」
「うん、帰ろ」

帰るため、体育館から出て、階段を降りた。

「愛ー!!!」
< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop