キツく抱き竦めて
イヤイヤと総人くんの唇から逃げようとするけど、そんな事はさせないと言わんばかりにより強くなる総人くんの力。
いつの間にか私の肩に総人くんは手をまわしていて、抵抗するように私の手は総人くんの胸を押している。
それでも総人くんの身体は動かない所か。
「や、あっ」
総人くんは乱暴に私の唇を抉じ開けると、私の舌を絡め取った。
逃げても逃げようとしても激しく動く総人くんの舌からは逃げられない。
どんどん力がなくなる私からはもう…、抵抗する力はなくなっていた。
総人くんの胸を押している手をだらんと下げる。
抵抗していた時はあまり感じなかったこの音。
部屋に木霊ように響いてる総人くんと私の口から出てる音さえも、私はすぐに気にしないようになる。