愛おしいって気持ち【短編】
「黒澤ー?」
「なんだ?」
「あのねー!大好き!」
えへへと柄になく笑う私に黒澤はニッと笑ってから。
静かに私に口づけをした。
恥ずかしいけど愛おしい。
そんな存在に出会えて。
私は嬉しくて、嬉しくて。
涙を流した。
これからいろんなことを体験すると思うけれど
自分にだけは嘘をつかない生き方をしたい。
だって、素直でいた方が絶対に楽しいから。
教えてくれたのは、愛おしい君。
「ありがとね。」
「はっ?どーゆーいみ?」
「いーの!そのまんまの意味だから!」