マジ恋
俺は少し勇気を振り絞った




『なぁハルさんって佐藤さんのアド知っとうよな?』




『うん、まぁ知ってるよ?』




『教えてくれん?』



『えぇけどちょっと向こうに聞いてみるわ』




もう俺の心臓はバクバクで平然を保つのが困難な状況だった



しかも向こうに聞いてみる?ってことはもしかしたら嫌とか言われるかも?と考えてしまい俺の心臓はさらに暴れだした



数分するとハルさんの携帯が鳴った




俺は不安でいっぱいながらも平然としながら聞く




『なんて?』




『全然えぇよやって』




俺の不安は一気に吹っ飛び残ったのは喜びと興奮だった




それから俺は佐藤さんと毎日のようにメールをした




しかしメールをしてるとあることがわかってしまった




それは俺が一番あってほしくないことだった




でも確かに当たり前のことでもある




佐藤さんに恋人がいたのだ




それを知った俺は肩の力が抜け愕然とした




それでもまだ俺は佐藤さんが好きだった



メールを重ねお互いを知って行くごとに俺は佐藤さんに惹かれていった
< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop