誕生日は3月14日
そのホワイトデーの翌日には、なぜか、俺と仁美が付き合っているとの噂が流れていた。
智に聞いた俺は、仁美に事情を聞きに行った。
「だって。私の気持ちに応えてくれたから、昨日、キャンディーをくれたんじゃないの?」
当然のように言う彼女に、違うと説明する。
「キャンディー渡したの、寺内だけじゃない。チョコをくれたみんなに渡した。
勝手な噂、流さないでくれ!」
俺の言葉に、仁美は反省するでもなく
「じゃあ、噂を本当にすればいいじゃない!」
とまで言ってくる。
しばらくすると、その噂は消えたが、それ以来、俺は本命以外からのバレンタインチョコは受け取らないようにしている。
智に聞いた俺は、仁美に事情を聞きに行った。
「だって。私の気持ちに応えてくれたから、昨日、キャンディーをくれたんじゃないの?」
当然のように言う彼女に、違うと説明する。
「キャンディー渡したの、寺内だけじゃない。チョコをくれたみんなに渡した。
勝手な噂、流さないでくれ!」
俺の言葉に、仁美は反省するでもなく
「じゃあ、噂を本当にすればいいじゃない!」
とまで言ってくる。
しばらくすると、その噂は消えたが、それ以来、俺は本命以外からのバレンタインチョコは受け取らないようにしている。