誕生日は3月14日
関根が弁当を片付けると、俺たち3人は屋上前の踊り場に来た。
2月下旬のこの時期、昼休みに屋上へ行こうとする人なんかいないから。
「悠紀がわざわざ出て来ると言うことは、やっぱり噂は本当なのね?
悠紀と関根さんが付き合ってるって…」
さっそくの仁美の問いに、俺は
「あぁ、本当だよ」と頷いた。
それを見て、悲しそうな顔をする仁美。
「どうして…
どうして私じゃなく、関根さんなの?中学から4年近く、悠紀が…悠紀だけが好きなのに…
どうして…」
そう言われても、俺は何も言えない。
気がついたら、関根を好きになっていたんだから…
2月下旬のこの時期、昼休みに屋上へ行こうとする人なんかいないから。
「悠紀がわざわざ出て来ると言うことは、やっぱり噂は本当なのね?
悠紀と関根さんが付き合ってるって…」
さっそくの仁美の問いに、俺は
「あぁ、本当だよ」と頷いた。
それを見て、悲しそうな顔をする仁美。
「どうして…
どうして私じゃなく、関根さんなの?中学から4年近く、悠紀が…悠紀だけが好きなのに…
どうして…」
そう言われても、俺は何も言えない。
気がついたら、関根を好きになっていたんだから…