きみは金色
学年が変わっても、レオくんとわたしは、変わらないといいな。
変わらないで、でももっともっと、好きになれているといいな。
レオくんのキラキラに、照らされてるせいかな。
わたしの気持ちは、今までよりずっと、明るいんだよ。
まぶしい世界でも、目をあけていられそうなんだよ。
あのね、レオくん。
レオくん。
「どうした?真子」
「…ううん」
名前を呼んでくれて、ありがとう。
手をにぎって、引っ張ってくれて、引き上げてくれて。
わたしを見つけてくれて、ありがとう。