久しぶりだね初対面
第二章
待て待て、久我時生、落ち着け。
よーく考えてみよう。
さっきまで俺は自室のベッドで寝ていたんだ。
夕飯も食っただろ?
風呂にも入ってさっぱりしただろ?
いつもの部屋着のスエットに着替えて、すっかりまったりモードに入ってたよな?
うん、そこまでは覚えている。
意識ははっきりしているな。
じゃあ改めて周りを見回してみよう。
…俺は何でトイレの個室にいる?
洋式便座に腰掛けたまま考える。
いつの間にか着ている服まで、学校の制服に変わっちまってやがる。
「…そうか、はは」
こういう時、人間の思考パターンは決まっている。
理解できない時は夢のせいにしてしまう。
てか夢だ、そうに決まっている。
さっきまで部屋で寝てたのに、目が覚めたらどことも知れないトイレの個室にいたなんて、そんな事ある訳がない。
…そう思いながらつねった頬は、容赦しなかった分、遠慮なく痛かった。
よーく考えてみよう。
さっきまで俺は自室のベッドで寝ていたんだ。
夕飯も食っただろ?
風呂にも入ってさっぱりしただろ?
いつもの部屋着のスエットに着替えて、すっかりまったりモードに入ってたよな?
うん、そこまでは覚えている。
意識ははっきりしているな。
じゃあ改めて周りを見回してみよう。
…俺は何でトイレの個室にいる?
洋式便座に腰掛けたまま考える。
いつの間にか着ている服まで、学校の制服に変わっちまってやがる。
「…そうか、はは」
こういう時、人間の思考パターンは決まっている。
理解できない時は夢のせいにしてしまう。
てか夢だ、そうに決まっている。
さっきまで部屋で寝てたのに、目が覚めたらどことも知れないトイレの個室にいたなんて、そんな事ある訳がない。
…そう思いながらつねった頬は、容赦しなかった分、遠慮なく痛かった。