SYEIKU+STORIES

始まりの夢

大地産声を上げしとき

一対の眼生まれる

眼 平衡を護り

交互に大地を照らす

定まる大地

繁る森

根ざる塔

四の光現れ

大地を照らす光

堅固となる

終焉の日 塔高まり

歪む大地 翳る森

塔の頂 天を突とき

龍現れ これを崩す…

俺はこの訳がわからない文に頭を混がらせた。
「さっぱりわかんねーよ姉ちゃーん」

「それどーゆー意味?」
姉ちゃんは少し笑い顔で俺に意味を語ってくれた。
「これはね ﾚｲﾝ…
人間の文明が発展し過ぎた時」

「龍が人間を消してしまう…ってこてなの」

俺はびっくりした顔で姉ちゃんの顔を伺い姉ちゃんに問い掛けた｡

「龍が人間をー！？」

「なんでー！？」

「それはわからない…けど」

姉ちゃんは困った顔で俺に語ったがこんなことも話してくれた｡

「私達の父さん…ｼｪｲｸ王国騎士…ｼﾗﾝ団団長ｸﾞﾚｲﾌﾞ・ｱﾙｴｲﾔは10年前に水龍が現れ人間を襲った時」
「人間を守るためにたった一人で闘って勝利し…国中から敬われる英雄となったのよ！」

俺は初めて父さんの話を姉ちゃんから聞きびっくりした！！
「すっげぇ！！」

「父さんってすっげぇんだな！！」

だが姉ちゃんは顔を暗くてして俺に話た｡

「けど父さんはそのまま帰ってこなかっ…」

「うっわー水龍かあ…
龍って強ぇんだろうな…俺も騎士になって強いやつと戦いたいなあ…！」
レインは姉ちゃんの話を無視して自分の夢をバンバンと語りはじめた｡

急に夢を語ったレインに姉ちゃんはびっくりした｡
その時姉ちゃんは俺に大事な話を俺にしてくれた。
「…聞いてﾚｲﾝ」

「人はね 自分にとって大切な存在を守りたいーその想いがあるからこそ強くなれるの！」

「騎士だって…」

「父さんだって…」

「その想いがあったから勇敢に戦えるのよ！」

「だからあんたも…」

「強くなりなさい…ね?」

俺は元気よく返事をした｡
「うん！わかった！」